本質は「雷雲強弱判定装置」です。
実は、この携帯用稲妻検知器の真髄はこれで、これから雷雲の強さを知ることができます。
稲妻の位置を知り、その接近離間を知ることは、落雷から身を護ることに役立ちますが、雷には必ず「嵐」がついてくるわけで、併せてこれによる被害について適切な判断ができます。
すなわち、定格エリア内の竜巻やヒョウ、ゲリラ豪雨などの異常気象の発生の恐れのある、強力な雷雲の発生や接近を検知します。
この判断は気象に関する知識のある人にとっても相当困難であることから、この点の自動化・小型化に注力し、この小さな雷警報機に大規模な演算プログラムとともに大嵐警報機能を搭載することに成功しました。

大嵐の可能性のある雷雲を検知すると、長めのアラームとLEDで知らせてくれる。たった1個のLEDですが、この点灯は甚大な被害をもたらす大嵐になる可能性を示します。
すなわち、日本海側の激しい冬期雷(雪おこし)から、局地集中豪雨、猛吹雪、さらには竜巻、雹(ヒョウ)の恐れの判断まで使うことのできる優れた機能です。。

小さなボディに高性能コンピュータをいれ複雑な演算を行なっています。 しかし、たった4個のLED表示から、およそほとんどの雷活動を 「読み解く」ことができるようにしてあります。

携帯時は市販の乾電池(006P)で、据置時は付属ACアダプターで。 工事不要で、携帯型と据え置き型、場所、用途を選ばず活躍します。

4波の電解強度からの距離計算なので、移動しながらでも ほぼすべての稲妻を正確に検知。(直上は不可)

雷現象を物理学的見地と気象学的見地の両面から知り尽くしている世界第一級の研究者、 A.Uman博士直々の設計ならではの携帯用稲妻検知器。 そのシンプルで完成された機能から、もう30年近くも基本設計は全く変更されず、 現在も生産・供給され続け、NOAA(アメリカ海洋大気庁)にも納入され続けています。 最新のものは写真の通りケースが黄色、また表示LEDがカラフルな最新のものに 変更されていますが、肝心の中身は30年前から何も変わっていません。
今日の雷検知器の主力は雷電磁波検出型の「ユーマン型」です。
雷放電からはさまざまな電磁波が放出され、一見何の規則性もない雑音(ノイズ)のようにみえますが、実は特徴があり、これを分析することによって雷検知を行うことができ ます。1970 年代に米国アリゾナ大学のユーマンによりこの特徴が発見され「ユーマン理論」として発表されて以来、この雷電磁波検出型の雷検知器は発達してきました。雷電磁波検出型雷検知器は遠方で生じる雷放電を早期に発見できることが最大の特長で ありその電磁波を分析することにより、高精度に雷発生位置やその規模、性質などを特定することができます。さらにこれを継続して行えば、雷雲の動きの予測もできます。
この「ユーマン型雷検知器」は当初、航空機保安用として実用化され、その後、雷の本質解明に大きな役割を果たしてきました。さらに今日では、「人身防護用」の小型の雷検 知にまで広く応用されています。